生きづらさに寄り添う 心のカウンセラー
― 自分を責めずに、やさしく生き直す ―

「ちゃんとしなきゃ」「変わらなきゃ」
そんな思いで自分を責め続け、心が限界を迎えた20年間。

でも“無理をやめた瞬間”から、
人生が少しずつひらけていきました。
がんばるあなたの心が、そっとほどけますように。


がんばりすぎて、限界を迎える前に
―「心の疲れ」に気づいてあげてください―

 

「ちゃんとしなきゃ」「変わらなきゃ」
そう思いながら、自分を責めていませんか?

私もそうでした。
20年、頑張りつづけて、心も体もすり減らし、
とうとう限界を迎えました。

でも、“無理を手放した瞬間”から、
人生が少しずつやさしくひらけていったのです。

がんばるあなたの心が、そっとほどけますように。
ここからは、私の体験を少しだけお話しさせてください。

 

【学生時代】「病気に負けたくない」と、
必死に生きた日々
―自己啓発と無理な努力が生んだ“心のゆがみ”―

 

私は若くして、原因不明の難病を患いました。

当時の私は、「病気になんか、負けたくない」と
強く思っていました。

未来の自分をなんとか変えたくて、
100万円以上もする自己啓発教材をローンで購入し、
毎日、必死に学びました。

大学の講義、サークル活動、アルバイト……。
どれも手を抜かず、自分を鼓舞しながら過ごしていたあの頃。
けれど、知らず知らずのうちに、私は身体を酷使しすぎていたのです。

ある日突然、
炎症の数値が正常値の400倍以上となり、緊急入院。
人生初の絶食。

身体の自由も、明日への希望も奪われたように感じました。
その頃から、私は自分の中にいくつもの“別人格”をつくりはじめました。

怖さや不安を隠すように、周囲の人が安心できるように、
つねに笑顔でいる自分を演じていたのです。

 

【会社員時代】人間関係に疲れた“頑張り屋の私”
―「笑顔でいなきゃ」と自分を演じ続けた毎日―

 

病気のことを正直に伝えても、
採用してくれた企業がありました。

そのことが何よりも嬉しくて、
「社会でも活躍できる自分でいたい」と、
心から思っていました。

でも、現実は甘くありませんでした。
働きながら病気と付き合うことは想像以上に大変で、
体調は安定せず、仕事のパフォーマンスも思うようにいかない日々が続きました。

それでも私は、周囲の人が笑顔になるようにと、
気を遣い、無理をしてでも明るくふるまいました。

「このまま努力すれば、きっと病気も良くなる」

そんな期待を胸に、
歯を食いしばりながら、日々を乗り越えていたのです。

 

【夫婦関係】“わかってもらえない”苦しみと自己否定
―誰にも言えない悩みが、心を追い詰める―

 

結婚を機に、心の支えができたと思っていたのに、
価値観の違いから小さな衝突が増えていきました。

「どうすれば、わかってもらえるのか」
「もっと努力すれば、夫婦関係もきっとうまくいくはず」

けれどその願いとは裏腹に、想いはすれ違い、
気がつけば私は自分を責めるようになっていました。

ある夜、感情をコントロールできず、
ついには自分に殴りかかり、自分自身を傷つけてしまいました。

そんな自分に、さらに絶望し、
静かに泣き崩れた記憶は、今でも胸の奥に残っています。

 

【心の疲れが身体に出たとき】
―HSP気質と共感疲れが限界に達していた―

 

心の疲れが体にも現れはじめ、
ある日突然、全身に原因不明の湿疹と蕁麻疹が現れました。

膿や皮膚の剥がれが止まらず、
衣類が擦れるたびに激痛が走る。
夜になっても眠れない日々が続きました。

唯一の救いは、
深夜に流れていた世界の風景を映す静かな番組でした。
その淡々とした映像が、痛みを忘れさせてくれる唯一の時間だったのです。

やがて、身体は熱を帯びるようになり、
寝汗と浸出液で布団では眠れなくなりました。 

夜11時から明け方4時まで、
毎晩、浴槽の中で眠るという生活が2年近く続きました。

湯から上がり、
2時間かけて身体の熱が引くのを待ってから出勤する
――そんな地獄のようなルーティン。 

心身ともに限界で、うつ寸前の状態でした。

 

「がんばらない」と決めた日のこと
―心の声を聴いてくれた、たった一人の存在―

 

そんな生活のなかで、ついに私は燃え尽きました。

ある朝、起き上がろうとしても、
まるで体に鉛が詰まったかのように動かず、
視界はぼやけ、耳も遠くなっていく感覚。

「もう無理かもしれない」

そのとき、そっと聞こえた小さな声。

「ごめんね……ほんとに、がんばってたよね」

妻の声でした。
涙が止まりませんでした。

私はその瞬間、気づいたのです。

ずっと、私は「支えられること」から逃げていたこと。
「誰かに甘えること」を許せなかった自分に。

でも、倒れてみてはじめて見えた“支えの存在”が、
私の人生を静かに変えていきました。

 

がんばらなくても、人生はひらける
―受け入れることは、あきらめじゃない―

 

その日を境に、
私は「闘うこと」をやめる決断をしました。

がんばらなくてもいい。
無理しなくてもいい。
そう自分に許可を出してから、
少しずつ心も体も回復していきました。

長年悩まされていた病気も、気づけば落ち着き、
人との関係も穏やかに育まれていくようになりました。

“受け入れる”ということは、
決してあきらめることではありません。

「いまの自分のままで、生きていい」

そう思えたとき、
人生はやさしく、あたたかく、ひらいていきます。

 

「頑張りすぎるあなたへ」
―心のカウンセリングで、あなた自身を取り戻す―

 

私が提供しているのは、
心をほどくためのカウンセリングです。

必死に何かを証明しなくても、
周りから「あなたがいるとホッとする」と言われるようになる。

自分の存在が、誰かの安心につながっている。
無理に変わらずとも、自然体のままで愛されている。

そんな未来は、特別な誰かのものではなく、
あなたにも必ず訪れるものです。

もし今のあなたが、自分に自信を持てなかったり、
人との関係に疲れていたとしても大丈夫。

無理をしなくなったとき、
自然と人との関係も、自分自身へのまなざしも、
優しく変わっていきます。

 

最後に:あなたの人生にも、“ほぐれ”の時間を。
―支えられることは、弱さではありません―

 

『すべての人が健やかで自分らしく生きる世界をつくる』こと。

これが、私がこの活動を通して叶えたい、
根っこにある願いです。

もしあなたが今、心が張りつめている状態なら。
ひとりでがんばらなくていい。

ほんの少し、立ち止まって。
そして、自分をゆるすことからはじめてみませんか?

私の経験が、あなたの人生の“ほぐれ”になることを、
心から願っています。