
「なんで私だけ、こんなに疲れるんだろう?」
人と話した後、ぐったりしてしまう。
ちょっとした言葉を気にして、夜まで頭から離れない。
人混みに出かけたら、楽しいはずなのに消耗して帰ってくる。
——そんなこと、ありませんか?
私も以前は「気にしすぎなのかな」「弱いのかな」と自分を責めていました。
でもそれは“性格”ではなく、HSPという気質が関係していたのです。

HSPとは?
HSP(Highly Sensitive Person)は、日本語で「とても敏感な人」。
人口の約20%、5人に1人が当てはまると言われています。
特徴は、
- 音・光・匂い・人の感情に敏感
- 小さなことでも深く考えすぎてしまう
- 相手の気持ちに強く影響を受ける
つまり、「気にしすぎてしまう」のは心の弱さではなく、生まれ持った脳や神経の反応なのです。
HSPが感じやすい「生きづらさ」
私自身の体験や、周りの方の声からもよく出てくるのはこんなことです。
- 相手のちょっとした表情に「怒ってる?」と不安になる
- 本当は断りたいのに「嫌われたくない」と引き受けてしまう
- 音や光が強い場所にいると、心身ともにぐったりする
- 休んでも「全然休めていない」気がする
「周りは平気そうなのに、どうして自分だけ…」と比べてしまうことも、生きづらさを深める要因になります。
放っておくとどうなる?
「気にしすぎているだけ」と思って我慢を続けると、
- いつも疲れている
- 人と会うのが怖くなる
- 孤独感や不安が強まる
- 自律神経の乱れや体調不良につながる
そんな悪循環に陥ることもあります。
だからこそ、“気質”を理解して付き合い方を変えることが大切なんです。
生きづらさを和らげるヒント
私が試してみて少し楽になった方法をいくつかご紹介します。
① 「決めつけない」練習
相手が無表情でも「怒ってる」とは限りません。
「疲れているだけかも」「考えごとをしているのかも」と、
別の可能性を考えてみることから始めてみましょう。
② 自分の感情を後回しにしない
「本当は嫌だった」「疲れていた」
——そんな気持ちを無視しないで、ノートやスマホに残す。
自分の声を拾う習慣は、すごく大事です。
③ 小さな「NO」から練習する
いきなり断れなくてもOK。
まずはコンビニで「袋いりません」と言うだけでも、“自分の意思を伝える経験”になります。
④ 信頼できる人や専門家に話す
「聞いてもらえる」だけで安心することもあります。
話すことで初めて「こんなに抱えていたんだ」と気づけることも。
まとめ
HSPは「弱さ」ではなく「気質」です。
だからこそ、自分を責める必要はありません。
敏感だからこそ気づけること、優しく寄り添えることがあります。
その一方で、無理をして疲れ果ててしまわないように、工夫して付き合っていくことが大切です。
この秋、少しでも心に余白をつくって、敏感さを「強み」として生かす一歩を踏み出してみませんか?

HSP気質の生きづらさ、人間関係でお悩みの方は、
ソフトケーション YUKI相談室へお越しください。
少し話してみたことで、新たな一歩を踏み出す方が増えています。
まずはお試しから、次へのチャンスをつかんでみてくださいね。
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